その嗜好を多少目移りさせながらも
やはりいまだにその魅力に取り付かれている。
研究室レベルの発信音や、放送用のライブラリ
コンテンポラリーな電子音楽やテープエディティング、
エレクトロポップ、サイケデリックまで
電子デバイスの「違和感」をとりこんだ
ありとあらゆるレコードを紹介します。
Rocky Mount Instruments Inc. (Clark Ferguson)ソノタ的に電子オルガン名器 EXPLORER でおなじみロッキーマウント社のポリフォニックシンセのプロモーション用レコード。最初期のデジタルシンセの一つであり、300種程あるというジャケバックグラウンドに写っている波形プリセットパンチカードで音色を選べるかっくいい方式。ストリングス、ベル、オルガンなど各種音色や、シーケンス機能など活用した即興演奏など、性能を示すシンセ1台のみの生演奏でデモンストレート。Carlo Curley と Mike Mandel の演奏。 #15980
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Lioベルギー出身の美少女テクノポップシンガーのLIO。このシングルはTelexプロデュースにて最初のヒットにして代表曲でもある"Le Banana Split"。しかし、プッシュしたいのは1stアルバムにも未収のB面曲"Teenager"。いなたいギターカッティングのおかげでテクノになりすぎずに、胸キュンなポップソングになっています。試聴ヨロチク! #15805
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Egberto Gismontiアナログシンセによる大胆なオーケストレーションを聴かせるジスモンチのプログレッシブなコンセプトアルバム。ジスモンチが音楽を担当したSF映画 Parada 88 の監督 Jose de Anchieta がジャケットを担当して、なにかファンタジーを表した組曲のようですが、歌詞や解説文は無いので謎です。映像化の企画もあったのでしょうか? B1の他、所々で使われるつんのめるようなドラムマシンの使用法は斬新! A Barca do Sol の Nando Carneiro がシンセなどでサポート。 #15962
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Sindicato Maloneバチクソ明るいマドリッド発ポップNWグループの2nd.シングル。かなり売れ線っぽいのに、厨二病っぽいNW時代に逆にそれが仇となったか、海外ではあまり注目されず4年間だけの活動。チャニチャニっていう合いの手好きだけどなー。B面もカリプソ風味も感じられる楽しい楽曲です。 #15921
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Jon BenjaminTVショー『Bob’s Burgers』や『Archer』でも知られるコメディアン/アクター。まったくピアノが弾けない人がジャズトリオに入ったらどうなるかをポップに実験した2015年のアルバムから5年。まだ弾けないまま今度は色々な映画の有名サントラ曲をむき出しのシンセサイザーを適当に駆使して完璧なうろ覚えで堂々と演奏! #15785
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Electropicテレックス(&リオちゃん)とオリジナル・サヴァンナ・バンドが出会った?フレンチ テクノポップ・バンド、エレクトロピックの初期シングル! B面アルバム未収の貴重盤です。 #15876
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Frank Harris Productionsエレクトロニックなサウンドメイキングを売りにした音楽制作会社のプロモーション用レコード。実際に使用されたコマーシャルを中心に、エレクトロニック楽器によるデモンストレーション録音などが収録されてます。詳細は不明ですが、フランク・ハリスはモーグ博士の会社に勤めていたらしい。※片面だけのプレスです。盤質イマイチ特価! #15775
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Jo Ann Seker and Marilyn Rundle (Music: Jean Jaques Perrey)見開きジャケ。2枚組。ほぼ知られていないジャン・ジャック・ペリー珍盤!1962年作の『Musique Electronique Du Cosmos』から5曲使用されています。それ以外の曲もすっとぼけたライブラリーなどが使われています。A面がセリフ入り、B面が曲のみ収録。 #15591
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ElectropicWOC。仏盤 81年。テレックス(&リオちゃん)とオリジナル・サヴァンナ・バンドが出会った?フレンチ テクノポップ・バンド、エレクトロピックの初期シングル! B面アルバム未収の貴重盤です。 #15376
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Raymond ScottDotカンパニースリーヴ。1963年。レイモンド・スコットが「Soothing Sound〜赤ちゃんの為の電子音楽」と同時期に制作した激レアシングルが奇跡の再入荷!一般発売された唯一のスコットの電子音楽なのでは?! みなさん事件ですぞ! Sonny Lesterプロデュース。 genre = 電子ポップ Pop Electronics
#15716
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J Marks and Shipen Lebzelterモダンダンスの振り付け師にして、作家が本業だという Marks のフリークアウト・コラージュ・ロック名盤。様々な前衛文化人の声が切り貼りして使われており、実はカウンターカルチャーミーハーなだけなのかも。意図した、あるいは意図しない悪ふざけとアートの境界線をさまよう、凡百のコミューンものとは一線を画す緻密な内容。やってることはめちゃくちゃだが、演奏が想像以上にしっかりしているところも良いですね。fe. Gregg Smith Singers, Jake Jacobs, etc。 #15671
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Bruce Haack & Miss Nelson1963年にブルース・ハーク、エスター・ネルソン、テッド・パンデルの3人によって設立されたディメンション5からの第1弾。そもそもはエスターの子どもダンス教室での自作電子楽器などを使用したピアノ伴奏の域を逸したブルースの音楽に子ども達が夢中になり、親からのリクエストでレコード化されたそうです。ジャズ、カントリー、ワルツ、エキゾ、ブレイクビーツなどなどイマジネーション豊かな多種多様な楽曲が、エスターや子どもたちの声そして電子音などと一緒にコラージュされています。おもちろい! gold label。 #15679
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Mocha Beans (Giampiero Boneschi etc)モカビーンズは Hot Butter に続くモーグポップバンドとライナーで紹介されてるけど、収録曲はどうも電子音系のライブラリー音源から集められているようで、架空のバンドの模様。音源はイタリア、フランス、ベルギー、ドイツから国際的な選曲。特にイタリア代表の Giampiero Boneschi は全体の2/3程を占めて、フィーチャーされてます。日光浴のBGMとしてどーぞ! #15693
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Joe Venuti1920年代から活躍したジャズヴァイオリンの草分け的存在Joe Venutiが、電子音楽家Giampiero Boneschiと共作したソノタ的名盤『Electric Joe』と同時に録音されたスタンダードナンバーを収録したのがこのアルバム。Boneschi独特の洗練された電子音楽をバックに、洒落たスウィングジャズを聴かせてくれます。収録曲:Tea for Two, It Had to Be You, Tenderly, Blue Moon, Limehouse Bluesほか genre = 電子ポップ Pop Electronics
#15603
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Bruce Haack & Miss Nelson63年にブルース・ハーク、エスター・ネルソンらによって設立されたディメンション5からリリースされた一連のチープ・チルドレン・エレクトロニクス作品群の中でも特に人気の高い一枚。A4"School for Robot"は、楽曲の素晴らしさ、コラージュ/カットアップのセンスの良さ、剥き出しながらとことん可愛らしい音色など、すべてにおいて完璧。間違いなくハークのベストトラックの一つと言えよう。 #15528
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Don Marleyラジオ局用プロモオンリー盤。The Critters, Four Seasonsのメンバーであり、アンダース&ポンシア関連アーティストとしても知られるDon Cicconeがなぜか変名でリリースした奇跡のムーグ入りソフトロック隠れ名盤! #15189
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Unknown (Jean Jacques Perrey)シールド。謎の珍盤。プロダクション物なのかコメディなのかアートなのか、クレジットもネット上の情報も皆無。わかっているのは、ペリキンの片割れ、Jean Jacques Perreyの曲の上で、CMやドラマ風のくだらなさそうな喋り(ゲイがテーマのかなり下品なコメディらしい)をラジオスポット風に仕立て、大量に収録してあるということだけ。どう考えても無許可使用じゃないかと思ったんですが、米Cool & Strange Music Magazineの編集長がこの盤をPerry自身から貰った、という情報もあり、制作に関わったか知り合いだったかしたみたいですね。 #15431
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Exercize (Jean Jacques Perrey)w/ insert。JJペリー関連でもあまり知られていない珍品。Jean Jacques Perrey と Harry Breuer のアルバム \"Happy Moog\" が伴奏音楽として全面使用されたエクササイズレコード!果たして許可は取ってるのかどうなのかどうなのよ! #15174
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Ron Geesin60年代からラグタイムと現代音楽、声のコラージュ、70年代からは電子音楽にも手を出す孤高の変態音楽家の子供向け7インチ。朗読と音楽が交互に入るスタイルだが、B面後半に音楽だけのトラックも収録されている。ここでもちょっとホンキートンクなピアノとシンセと声のコラージュ、効果音などがごちゃまぜになった、子供には刺激が強すぎるサイケデリックな世界を表出している。なぜかクレジットがRon Geesonになっていて、本人がサイトで間違いを指摘している。残念ながらボードゲームになっているゲートフォールドジャケがなかったので、お安めで。 #15350
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Arling & Cameron渋谷系ファンのオランダ人、リチャード・キャメロンとジェリー・アーリングによる、ソフトロック、ラウンジ、ライブラリ作品愛満載のダブルアルバム。ハウスあり劇伴風ありアシッドジャズありブラジルあり、なんでもありのゼロ年代の入り口! オリジナルのアナログはだいぶ希少になってまいりました。試聴はここで。 #15288
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