様々な企業の広告メディアとして、
あるいは販売促進用アイテムとして作られた
これらのノベルティレコードたちは、
採算度外視の美ジャケ、意外な大物の参加、
もちろん非売品、限定生産、再発ナシなど、
コレクタブルな要素がいっぱいです。
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Unknown (Jean Jacques Perrey)シールド。謎の珍盤。プロダクション物なのかコメディなのかアートなのか、クレジットもネット上の情報も皆無。わかっているのは、ペリキンの片割れ、Jean Jacques Perreyの曲の上で、CMやドラマ風のくだらなさそうな喋り(ゲイがテーマのかなり下品なコメディらしい)をラジオスポット風に仕立て、大量に収録してあるということだけ。どう考えても無許可使用じゃないかと思ったんですが、米Cool & Strange Music Magazineの編集長がこの盤をPerry自身から貰った、という情報もあり、制作に関わったか知り合いだったかしたみたいですね。 #15431
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Novelty (Ford)日米問わず60年代から70年代の自動車メーカーのノベルティといえばソフトロックが定番。その中でもダントツにソフロなのがフォード。ナンバーワン自動車メーカーならではの派手でゴージャスで金の匂いがプンプンとする素晴らしいレコードを多数リリースしていますが、その中でも、このGOING THINGがなんと言っても素晴らしいのです。なにしろラブ・ジェネレーションのバーラー兄弟も参加、ギタリストは若きラリー・カールトン。(カーペンターズにもオファーがあったらしいですぞ)。アルバムは1968、1969,1970と3枚出ていますが、シングルやジャケなしも多数。このアルバムはバーラー兄弟が掛け合いで曲紹介をしながら、スパギャンの名曲 Like to get to know you や、ボサポップス、Up, Up and Away などメドレーで歌う楽しいA面、B面はフォードのプロモーション監督のスポークンとなってます。Going Thing のテーマももち収録。 これが非売品だなんてホントにもったいない!!! #15427
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Orchestra Aldo Buonocore伊盤 73年。78年の再プレス。オーストラリアの輸入家具販売店 Nick Scali のノベルティーレコード。レコードはイタリア産で、Raiテレビのバンマスも務めた作曲家 Aldo Buonocore のイージーリスニングです。ピアニスト Sante Palumbo 作曲で女声スキャット入り E L'amicizia や、同種の B2、A4 などお試しを。オリジナルは2万越えなのでかなりお得。 #15403
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James Fagas¥6,800
LP US盤 67年
media: VG+ sleeve: VG+
2枚組。Fagas は50年代からニューヨークで劇伴や広告音楽界で活躍していた作編曲家の模様。これはIBM、車、タバコなどなど、自身が制作してきたコマーシャル音楽の作品集で、業界向けプロモーション用の限定盤と思われます。2枚組で、1枚はインスト中心、もう1枚は歌ものを中心にした構成。全体的な内容は、ある種のサントラ的な50〜60年代のアメリカらしいジャズポップスのエッセンスが詰まっていて充実してます。64年のNY万博でGMパビリオン Futurama 2 に提供した Futurama Suite も収録してますがな。 #15280
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Rolf Harris67年に玩具として発売され大ヒット。デヴィッドボウイやクラフトワークなどが使用したことで唯一無比の楽器としても認知され、その後何度かリプロダクションされたスタイロフォン。Dübreq社自らレーベルを作り、ソングブック的な7インチ33回転アルバムを何枚も発売しますが、本盤は映画音楽をテーマにした作品です。ナレーションを務めるRolf Harrisはオーストラリア出身のエンターティナーで、スタイロフォン関連のほとんどのレコードに登場します。スタイロフォンの音は最初のチューニングの部分にしか出てこず、曲はバッキングのみ。ただもう一つの注目点はオケ中のメイン楽器として使われているオルガン音が実はオルガンではなく、イタリアFarfisa社のTranscordという電子アコーディオンであることです。むしろその不安定かつ繊細な音色の方が本盤の魅力かもしれません。 #15234
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OST (Francois de Roubaix)33rpm。Societe Generale 銀行の宣伝用ミュージカル・コメディーの為に書き下ろしたノベルティーOST。スタイリッシュな映像、フランス語のシナリオ、いつものドルーベ節が大炸裂のグルーヴィーでエレガントな音楽と三位一体の激激レア盤。トータル約14分超という長尺っぷりもうれしいね♪ #14504
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Volkswagen (banda carnavalesca cidade maravilhosa)banda carnavalesca cidade maravilhosaというブラジルのサンババンドがPhillipsから出しているRio Samba Carnavalというアルバムを、Volkswagen社が別タイトルと新ジャケをあしらって新車AMAZONの宣伝用に販売したレコード。盤やレコード番号はそのままなので、ジャケと中身が違っているように見えますね。ゲートフォールドジャケの内側は車の写真がいっぱい。裏ジャケにもAMAZONの性能表が。レコードの内容は、サンバ有名曲をカーニバルのようなメドレー形式で44曲も収録。一曲目にソリがあって普通にプレイできましたが、針圧には注意。ほかのトラックはVG+相当です。 #8532
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Joy and the Boys62年。シアトル世界博のイメージソング。当時観光客を当て込んでローカルレーベルでお土産レコードが多く発売されたらしい (○○饅頭みたいな感覚でしょうか?) ですが、これはオフィシャルの模様。女性ヴォーカル Joy をフィーチャーしたシアトルのラウンジバンド。B面も同曲でイントロカットされたショート ver.。 #3984
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Randy Sparks Trio & The Music Makers50年代から人気のBubble Upというソーダ系清涼飲料水のCMソングを束ねたアルバム。音的にはソフトロックとR&R以前のラウンジーなポップス…ほら、レス・ポール&メアリー・フォードとか、ローレンス・ウェルクがプロデュースする女の子シンガーとか、みたいな中庸的な洒脱サウンド。ホントに60年代のCMの雰囲気を切り取ったような、ミックスもアレンジもノヴェルティー感が楽しくってたまらんです。ジャケのイラスト、カラフルなロゴ、レモン&ライムをあしらった写真もキャワイイ〜。A面のみのプレスです。 genre = 企業・業務 Company,Novelty
#7453
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Novelty (Ford)日米問わず60年代から70年代の自動車メーカーのノベルティといえばソフトロックが定番。その中でもダントツにソフロなのがフォード。ナンバーワン自動車メーカーならではの派手でゴージャスで金の匂いがプンプンとする素晴らしいレコードを多数リリースしていますが、その中でも、このGOING THINGがなんと言っても素晴らしいのです。なにしろラブ・ジェネレーションのバーラー兄弟も参加、ギタリストは若きラリー・カールトン。(カーペンターズにもオファーがあったらしいですぞ)。アルバムは1968、1969,1970と3枚出ていますが、シングルやジャケなしも多数。このアルバムは70年に出たソフロ最強作。まずのっけから、ハーパースビザールの2ndのB面1曲目を飾る、ソフロを代表する名曲"Hey, you in the croud"を混声カバー!ハッピーできらびやかなアレンジとボーカルが魅力的!B面はメドレー形式でデイトリッパーから輝く星座までツボを得た選曲で楽しませてくれます。最後にフォードのテーマも収録。これが非売品だなんてホントにもったいない!!! #15245
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ACT (Advanced Computer Techniques Corporation) / Inter-ACT60年代?NYのコンピューター関連コンサルタントサービス会社であったACTと、その子会社のInter-ACTが、IBM社への異常なまでの賛美やへつらいをトラディッショナルな歌にし、あのCal TjaderでおなじみSKYEレーベルからリリースしているという、本当にストレンジで謎多きアルバム。曲名や歌詞に「IBM」とか、当時のIBM社長や取締役の実名がいっぱい出て来て、ジョークなのか本気なのか、はたまた業界の巨人に対する皮肉なのか全くわかりません。ただ "Hail to the IBM" なんて曲名を見ると、やっぱり皮肉なのかな。それにしてもなぜSKYEから?ほんとわからん。 topic = ショウ アンド テル Show And Tell
genre = 企業・業務 Company,Novelty 事故・違和感 Weird,Odd cover = 白黒 B/W 斜め上 45-degree angle #8689
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Pfizer Laboratories71年。バイアグラでお馴染みファイザー製薬の医療スポークン決定盤!可愛い赤ちゃんジャケに騙されてはいけません。先天性の病気のために呼吸に異常をきたしている赤ちゃんの泣き声、呼吸音ばかりを収録しております。鳥の鳴き声みたいな音から、機械に似た音までいろいろ。ジャケがやけにオシャレなのがこれまた...。 #11155
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Patch Cord Productions (Mort Garson)Mort GarsonとDave Williamsによる電子音楽スタジオ"Patchcord Productions"制作のCM作品を集めたプロモーション・レコード。「エド・サリバン・ショー」などでも活躍したコメディアン兼俳優のCliff Nortonによる軽妙なナレーションに乗って様々なCM曲が紹介されていきます。片面のみの収録です。 #11967
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Bruno Spoerriメトロノームクインテットのサックス奏者、電子音楽家のブルーノシュペリが Lansing Bagnall 社のフォークリフト宣伝用に制作した珍しいシングル盤。フォークリフトのスイッチ、モーター音や、電子音を挿入した前衛的で、やけにかっくいいプログレッシブロックになってます。fe. Thomas Mockel (g)。片面だけのプレスです。 #11853
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TM Production (Tom Merriman)これはすごい!2枚組にビッチリおさめられたラジオサンプラー。TMプロダクションが1978年に出した最初のサンプラーに続いて1980年にリリースした2枚組サンプラー。この会社はラジオ局のステーションジングルなどを製作する会社で、ジングルを使った各種の音楽番組のサンプルが入っているという訳。圧巻はA面をまるまる使って収録されたドラマ仕立ての大作「Tomorrow Media」だろう。ナレーション、カットアップ、コラージュ、電子音などなど美味しさ満点の、プロモーションオンリー盤! #14989
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Gilbey's Gin Gilbey's Vodka(SMSPL) 72年。150年の歴史を誇るジン&ウォッカメーカーのギルビーのスペシャルノベルティレコード。見開きジャケットがきれいなカクテルレシピとなっておりやす。レコードはミュージカル "ヘアー" や、Jose Feliciano、Friends of Distinction など RCA 音源のコンピレーション。 genre = 企業・業務 Company,Novelty
#6583
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Stoffel+Fils(SMSPL) フランス盤。商品保護、管理のためのシールドタグ (ジャケに押してあるループタイのようなもの) を製造するスイスのストッフェル社 (現在はウニストに改名、日本にも支社があるじゃん!) のノヴェルティーアルバム。これは同社のフランス、サン=ルイ支社の25周年記念盤ということで、多分'75年の発表。内容はレーベル Disques Festival の音源 "Ma Belle Alsace" を流用したと思われ、マーチや、ワルツ、ポルカなど伝統的舞曲集です。 #14456
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Stan Kelly¥3,000
LP
media: VG++ sleeve: VG+
スウェーデン系移民によって作られたタイプライター会社、FRIDEN社のノベルティレコード。Stan Kelly氏はフォークシンガーとして活躍する傍ら、Friden社のスタッフでもある。ギターとバンジョーによる弾き語り全15曲がタイプライターに関わる楽曲。ブルースありカリプソあり、氏の音楽性の深さが伺えます。 #2005
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Spoken (Pfizer)¥2,700
LP
media: VG+ sleeve: VG+
医療ものスポークンが熱い!バイアグラでお馴染みのファイザー製薬社による、糖尿病の初期症状に関しての報告。65年。 #1952
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Spoken (Pfizer)Pfizer!医療ものスポークンが熱い!バイアグラでお馴染みのファイザー製薬社による、糖尿病の脈管合併症に関しての報告。65年。 #1945
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