レコメン・アヴァンポップAvan-Pop, RIO
Klimperei、Pascal Comeladeなどのトイポップ系ユニットのプチブレイクによって
多少認識度が上がったアヴァンポップの世界ですが、
その源流を辿ると、
Henry Cowを代表とする
イギリスの前衛ロックレーベルRecommended Recordsに行き着きます。
いわゆるレコメン派と呼ばれた彼らの活動は全世界に大いなる影響を与え、
死に体同然だったロックという音楽構造に新たな可能性を示しました。
アヴァンポップは、
いわばレコメン系とフレンチポップ、
さらにはフランス近代音楽などをも巻き込んで生まれた
フランス流の前衛ロックであり、
また90年代以降は、
モンドミュージック経由での新しい解釈によって、
ラウンジミュージックのオルタネイティヴなスタイルとして
以前より広く認知されるようにもなりました。
SONOTAでは「プログレの流れ」ではない解釈で
このレコメン?アヴァンポップ、また各国で独自の発展を遂げた前衛ロックの姿を
追っていきたいと思っています。
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Mo

¥3,500
Back Door  6350 051  LP  オランダ盤  80年
media: VG++  sleeve: VG++  

中心メンバーが変わりながらも印象的なメロディと品の良い人力エレクトロサウンドを追求し続けたシンセポップバンド。この1stアルバムは、変拍子の多用などプログレッシブな側面を持ちつつ、シンプルなバンド構成で、あくまでもポップかつハイセンスな仕上がりを達成させた名盤です。もっと評価されるべきバンドだと思います。

#16729

The Flying Klassenfeind

¥4,800
Line  LMMS 3026  12'  ドイツ盤  82年
media: VG++  sleeve: VG+  

Michael Ruffの強烈な音痴ボーカルが印象的なドイツの実験バンド。自らをパロディバンドと捉え「1955年から現在までのポップの歴史を歪曲する」ことを目指したらしい。VUの原曲破壊カバー含め4曲入り12インチ。この頃は過激なノイズバンドがポップスやロックの解体行為として音痴脱力音源を出すことが静かに流行っていました。静かにですけども。

#16720

Binder

¥3,800
Krém  SLPX 17828  LP  ハンガリー盤  85年
media: VG++  sleeve: VG++  

ハンガリーのピアニストKároly Binderによる、かなり反則技の多い前衛ジャズ。ちょっとジャズロックやレコメン系の香りもするけど、ミニマルミュージックを披露したと思えば、突然Jazzduo Giebel-Nettばりのリズムボックスが飛び出したり、長いピアノソロが続いたりと、自由すぎる作風になっております。今も毎年のように作品をリリースする活動的な音楽家です。

#16610

Men & Volts

¥3,200
Eat  EAT 015  LP  US盤  83年
media: VG++  sleeve: VG++  

画家でもあり、老人との対話の口述記録の作品化でも知られる特異な経歴の持ち主であるDavid Greenbergerが79年に結成していたオルタナティヴロックバンドのデビュー作。彼はベースと作詞を担当。ビーフハートにも近い感触を持つプログレッシヴで自由な楽曲たちは、ギターのPhil Kaplanの才能によるところが大きい。とにかくポテンシャルが高く曲調に幅があるので、できれば最後までサンプル聴いてね。

#16603

Patrick Portella / Joseph Racaille

¥5,800
Recommended  RR 16  LP  UK盤  83年
media: VG++  sleeve: VG+  
縦型ライナーノーツ付き

アヴァンポップの祖であるZNRではピアノ演奏をHector Zazouのラディカルな単音シンセによっていい意味で台無しにされてしまったラカイユと、同じくZNRでクラリネットを吹いていたPatrick Portellaが、Zazou抜きでフランス流室内楽を披露したのが本作。45回転なのに30曲もの小曲を収録しているが、とにかくどの曲も秀逸。決して上手くないボーカル入りトラックもいくつもある。大傑作なのにいまだにCD化されていない模様です。

#16679

Zero

¥4,500
Silence  SRS 4673  LP  スウェーデン盤  81年
media: VG++  sleeve: VG++  

時期によって名前を変えるヘンテコミュージシャン、Robert Brobergが74年から82年まで名乗っていたのがZERO。ZERO名義最後のこのアルバムは、時期的にニューウェイヴの影響もありつつ、まったく独自の美意識と洒落っ気で綴られたアヴァンポップの超名盤。冒険的に極限まで減らされた音数と、それでもポップさは失わない熟練の技の共存は簡単に真似できるものじゃないです。昨今の独立系SSWにも通じるようないわゆる80'sとは思えない研ぎ澄まされた音色にもハっとさせられます。

#16601

Mr Z'oob

¥4,500
Polskie Nagrania Muza  SX 2294  LP  ポーランド盤  86年
media: VG+  sleeve: VG  

83年にポーランドで結成されたユニークなバンド。演劇的でプログレッシブな要素があるかと思えばレゲエやスカを取り入れたり、アレンジ的には幅があるように見えるが、すべての場面でメロディがしっかり機能しており、オルタナロックの姿をしたポップスと言ってもいいと思います。それよりジャケの手描き3D...たまらないすね。

#16449

The Scene Is Now

¥3,200
Lost  L01  7'  US盤  84年
media: VG++  sleeve: VG++  

NYの前衛ジャグバンドのデビューシングル。人脈的にはNo Wave周辺に近いんですが、楽曲的にはFrank PahlのやっていたOnly a Motherのような、カントリーをベースにした脱力アヴァンロックに似た雰囲気があります。本作は最初期にリリースされ、その後の1stアルバムや近年発売されたベスト盤にも未収録です。

#16528

The Inevitable

¥3,500
The Metallic Voice  HONK 1  7'  UK盤  80年
media: VG++  sleeve: VG+  

この3曲入り33回転7インチ一枚のみリリースしている前衛ジャズロックバンド。サックスプレイヤーDavid PettsとギタリストJon Dobieのプロジェクトだと思われる。彼らは90年代以降もアヴァンシーンで活動しているので、キャリア初期の初々しい前衛だったかもしれませんね。

#16590

Etron Fou Leloublan

¥6,800
Turbo Music  TMSA 3301  LP  スイス盤  82年
media: VG++  sleeve: VG+  

マルセイユが生んだ、あまりに独創的な前衛ロックバンドの、代表作といわれる3枚目。F.Frithのプロデュースだが、この時期になるとレコメン=ヘンリーカウの図式は全く見受けられず、むしろC.ビーフハートとの構造的な共通点すら感じられる。ロックの文脈にこんなアンサンブルが成り立つ余地があることが不思議だが、フランス人らしいユーモアも交えつつ、唯一無二のプレイスタイルを持ったメンバーたちが集まった結果の奇跡であるとも言える。

#16534

Residents

¥3,200
Ralph  RR 1177  7'  US盤  78年
media: VG++  sleeve: VG+  

7インチミニアルバム7曲入り。翌年このEPの全曲を片面に、別の面に"Buster & Glen"を足して5枚目のアルバムとして発表し直される.というわけで、あまり市場では出回っていない、レアなEPです。レジデンツの各アルバムの中ではどちらかと言えば地味な存在ですが、収められた楽曲はいかにもレジデンツといった感じのものばかりで、個人的には好きなアルバムです.もちろん、スネークフィンガーも参加しています。二つ折りのカンガルージャケ。

#16522

Otto Kentrol (BILL YLITALO)

¥3,200
Control  01  7'  US盤  80年
media: VG++  sleeve: VG+  

数々のパンク、前衛系バンドに参加してきたアメリカのマルチプレイヤーによるサイコーにかっこいい5曲入りNo Waveオルタナティブジャズパンク作品!すべての楽器を本人が演奏している。後半はアヴァンギャルドなインプロ合戦のように聴こえるが、どうやってるんでしょうね。タイトル曲の作詞でArto Lindsayが変名で参加。

#16570

Frank Sumatra

¥4,500
Small Wonder  TEENY 1  12'  UK盤  79年
media: VG++  sleeve: VG+  

チャールズ・ヘイワードやデヴィッド・カニンガムとのコラボで評価の高いUKのジャンル超越オルタナグループFamily FodderのメンバーであるJohn Pearceの変名4曲入りソロ12インチ。アートベアーズみたいな曲があると思えば、Joe Meekテルスターの乱暴なカバーや歌モノがあったり、ソロらしくやりたい放題。ジャケ写はハーフジャパニーズ、The WorkのMick Hobbsが担当。にしても「フランク・スマトラ」って...。

#16573

Angletrax

¥5,800
Ariola Hansa  AHAL 8009  LP  UK盤  79年
media: VG+  sleeve: VG++  

SADISTA SISTERSのウェンディ・ハーマンがボーカルで参加しているむっちゃかっこいいポストパンク・アヴァンロックファンクバンド。あまり売れずアルバムもこの一枚だけだが、もっと評価をされていいグループであることは間違いなく、この時期のオルタナティブの一つの到達点と言ってもいい。あるサイトに書かれていたこの文言がまさに言い得てる。「音楽を再定義した時代の、生々しいエネルギーと創造性を体感してください」。必聴!

#16498

The Best (Michael Rietzke,Ralf Piefkowski)

¥3,800
Inteam GmbH  ID 20.008  LP  ドイツ盤  84年
media: VG++  sleeve: VG++  

84年だけどニューウェイヴでもなく、でも普通のロックでもなく、アーティスト情報もまったくなく、一体どう解釈すればいいのかと思っていたら、B面最後の方を聴いて一気に理解できました。アンクルミートやブラックペイジによく似たフレーズが出てきます。78年に彼が参加しているバンドもクラウトロックmeetsザッパな一枚です。ドイツにフォロワーがいるのも不思議ですね。

#16502

Angletrax

¥3,800
Ariola Hansa  AHAL 8009  LP  UK盤  79年
media: VG+  sleeve: VG  
ジャケの一部汚れあり(写真参考)

SADISTA SISTERSのウェンディ・ハーマンがボーカルで参加しているむっちゃかっこいいポストパンク・アヴァンロックファンクバンド。あまり売れずアルバムもこの一枚だけだが、もっと評価をされていいグループであることは間違いなく、この時期のオルタナティブの一つの到達点と言ってもいい。あるサイトに書かれていたこの文言がまさに言い得てる。「音楽を再定義した時代の、生々しいエネルギーと創造性を体感してください」。必聴!ジャケ質悪いので少しお安く。

#16482

Faust

¥6,800
Virgin  VC 501  LP  UK盤  73年
media: VG+  sleeve: VG+  

独クラウトロックの雄ファウスト。Polydor から2作を発表後、Virgin レーベルに移籍してきた彼らのプロモーションのためにシングルレコードの価格で販売されたというサンプラー盤。デモ音源など未発表音源から編集されてるところが貴重な番外作品、フリーキーな音響実験と切なさやコミカルさまで感じさせる歌モノなどが入り混じり切れ目なくつながれたコラージュアルバムとなってます。

#16485

Koniec

¥7,800
Promos  X-1188  LP  スペイン盤  84年
media: VG++  sleeve: VG++  

Joan Sauraを中心としたスペインのジャズプレイヤーたちが集まって作った非常にユニークなグループ。前衛ジャズロックかと思いきや、突然すっとぼけたシンセやリズムマシンが登場するニューウェイヴ的なアプローチがあったり、とりとめのないカリプソ的なラウンジミュージックを真似てみたり、かなり分裂的。なかなか似た感じのサウンドが思いつかない唯一無二の作品です。ジャケも素晴らしいですね。

#16342

Z'EV (Stefan Joel Weisser)

¥4,800
Fetish  FE 13  7'  UK盤  82年
media: VG+  sleeve: VG++  

インダストリアルパーカッションの先駆者的存在であるアメリカのコンセプチュアルアーチスト、ドラマーでもあるStefan Joel Weisserによるハードなメタルビート作品。レジデンツのラルフレコードやエリオット・シャープ、若き日のカール・ストーンなどとも交流があり、確かな演奏の技術を持ちつつ、自作楽器の制作や数々のパフォーマンスを行うなど、アートの文脈で活動し続けた。

#16457

Jowe Head

¥4,800
Constrictor  CON-00001  LP  ドイツ盤  86年
media: VG++  sleeve: VG+  

伝説のポストパンクバンド元Swell Maps、TV Personalitiesのギタリストによる2nd.ソロアルバム。本作はSwell Mapsの元メンバー二人と共に制作されている。ダークなUKポストパンク王道のムードはありつつ、全体的に緩く、とぼけた楽曲やヘタウマ脱力演奏が繰り広げられる。

#16452


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