レコメン・アヴァンポップAvan-Pop, RIO
Klimperei、Pascal Comeladeなどのトイポップ系ユニットのプチブレイクによって
多少認識度が上がったアヴァンポップの世界ですが、
その源流を辿ると、
Henry Cowを代表とする
イギリスの前衛ロックレーベルRecommended Recordsに行き着きます。
いわゆるレコメン派と呼ばれた彼らの活動は全世界に大いなる影響を与え、
死に体同然だったロックという音楽構造に新たな可能性を示しました。
アヴァンポップは、
いわばレコメン系とフレンチポップ、
さらにはフランス近代音楽などをも巻き込んで生まれた
フランス流の前衛ロックであり、
また90年代以降は、
モンドミュージック経由での新しい解釈によって、
ラウンジミュージックのオルタネイティヴなスタイルとして
以前より広く認知されるようにもなりました。
SONOTAでは「プログレの流れ」ではない解釈で
このレコメン?アヴァンポップ、また各国で独自の発展を遂げた前衛ロックの姿を
追っていきたいと思っています。
24 items found    page: 1  2 
 


Slapp Happy / Henry Cow

¥7,800
Virgin  V 2024  LP  UK盤  75年
media: VG++  sleeve: VG++  

スラップハッピーとヘンリーカウとの合体共作アルバム。Virgin Greenレーベル盤。とっつきにくいと思われがちなアヴァンロック・レコメン系の、シニカルでポップな部分だけを集めた、極めて高度で素晴らしい作品。全人類必聴!

#16201

Only a Mother (Frank Pahl)

¥5,800
Private Studio  709038XA  LP  US盤  87年
media: VG++  sleeve: VG  
ジャケテープ補修あり

アヴァンポップと言えばフランスの専売特許のように思われますが、アメリカにもおりますFrank Pahl師匠がおります!数々の自作楽器によるソロ作品や、Klimpereiとの共作盤などもあるPahlがリーダーを務めていたアヴァンポップバンドがOnly a Mother。本作はレアな1stアルバムです。その後のCDに収録される曲の原型を演奏していたりもするので、パールファンは必携!

#16058

Fred Frith

¥3,800
Ralph  FF 8106  LP  USA  1981
media: VG++  sleeve: VG++  

前衛ロックシーンの中心人物であるギタリストがレジデンツのラルフレコードからリリースしたソロ3枚目。彼が最も信用をおくバンド、エトロン・フー・ルルーブランと、彼自身のバンド、マサカーが片面づつバックを務める、ちょっとチープでストレンジな快作!

#16252

Zero

¥4,500
Silence  SRS 4673  LP  スウェーデン盤  81年
media: VG+  sleeve: VG+  

時期によって名前を変えるヘンテコミュージシャン、Robert Brobergが74年から82年まで名乗っていたのがZERO。ZERO名義最後のこのアルバムは、時期的にニューウェイヴの影響もありつつ、まったく独自の美意識と洒落っ気で綴られたアヴァンポップの超名盤。冒険的に極限まで減らされた音数と、それでもポップさは失わない熟練の技の共存は簡単に真似できるものじゃないです。昨今の独立系SSWにも通じるようないわゆる80'sとは思えない研ぎ澄まされた音色にもハっとさせられます。

#16275

V.A. (Club Foot Orchestra, Naked City, Bay of Pigs, etc.)

¥5,800
Subterranean  SUB 8  LP  US盤  80年
media: VG+  sleeve: VG+  
w/ poster

レジデンツのラルフレコードなんかからもリリースしている西海岸の謎のアヴァンポップ楽団Club foot Orchestra人脈のコンピ。立花ハジメ「H」の元曲である"Theme from Club foot"や「H」のライブでも演奏していたAlterboysの"Frank Sinatra"など。この辺の音はレコメンともNYロフト派とも違う独自のものであり、必ず再評価されるのでヨロシク!デカめのポスター付き。

#16056

Psynkopat

¥7,800
Mistlur  MLR 3  LP  スウェーデン盤  78年
media: VG++  sleeve: VG+  

スウェーデンのアヴァンジャズロックグループ。ハードながらコミカルさも感じる緻密なコンポジションに攻撃的な単音シンセ、ヘビーなギターソロと演劇的なボイスが色を添える完成度の高いアルバムです。ティポグラフィカが好きな人にもおすすめ。ギターのPetter Brundellはその後ソノタ推薦のNWバンドStåålfågelに加入します。

#16262

Anches Doo Too Cool (Philippe Herpin / Daniel Pabœuf)

¥4,500
Celluloid   CEL - 6573  LP  フランス盤  81年
media: VG++  sleeve: VG+  

フランスの室内楽グループ1st.アルバム。サンプル一曲目はリズムボックスが使われていますが、他の曲はバスクラリネットとサックスが中心のミニマル、チェンバーミュージック、フリージャズ曲です。後期にはZNRのHector Zazouも参加し、エレクトロニクスやダンスミュージックとの融合も図られるので、このアルバムはその原点とも言えます。なぜかニューウェイヴのメッカCelluloid からのリリース。

#16222

Véhicule Léger

¥3,500
F.L.V.M.  FLVM 4540  7'  フランス盤  80年
media: VG++  sleeve: VG+  

ピアノとボーカルと作曲を担当するVéronique Rauxと、ドラム、アレンジャーのLanning Robineauとによるちょうかっこいいチェンバーピアノロック。Art Bearsなどレコメン系との接続は確認されていませんし、グループとしてはこのシングル1枚しか出ていないようですが、大いに評価されていい楽曲だと思います。

#16223

Zero

¥4,500
Silence  SRS 4673  LP  スウェーデン盤  81年
media: VG+  sleeve: VG+  

時期によって名前を変えるヘンテコミュージシャン、Robert Brobergが74年から82年まで名乗っていたのがZERO。ZERO名義最後のこのアルバムは、時期的にニューウェイヴの影響もありつつ、まったく独自の美意識と洒落っ気で綴られたアヴァンポップの超名盤。冒険的に極限まで減らされた音数と、それでもポップさは失わない熟練の技の共存は簡単に真似できるものじゃないです。昨今の独立系SSWにも通じるようないわゆる80'sとは思えない研ぎ澄まされた音色にもハっとさせられます。

#16193

BoojWah Kids

¥2,600
Slick  T10-3  7'  スウェーデン盤  83年
media: VG++  sleeve: VG++  

スウェーデンの北欧のビーフハート、北欧のエトロンフーともいうべき、独自の脱構築を志向し、わずかな期間だけ活動したグループ。衝撃の1stアルバムから3年後に突如リリースされた7インチです。ギターのErik Fritjofssonはソノタ推薦のアヴァンロック-ニューウェイブバンドStåålfågelの中心メンバーでもあり、当時のスウェーデン前衛ロックシーンの横の繋がりが垣間見得ます。同じくギターのOlof StockmanがいたPsynkopatというジャズロックバンドも要チェックよ。

#16191

The Mo

¥2,400
Backdoor  6837 686  7'  フランス盤  80年
media: VG++  

中心メンバーが次々変わるバンド。このシングルが切られたClemens De Lange在籍時の初期はジャズロック、アートロック、前衛ロック色が強いが、2ndではニューウェイヴの影響が濃くなっていき、3rdではシンセダンスポップに変容する。どの時期もクオリティが高く、独自の色を保ち続けた稀有なバンドだと思う。このシングルも両面ともかなりの名曲。Slapp Happyなど好きな方にもオススメです。

#16146

Promenaders

¥5,800
Y Records  Y 31  LP  UK盤  82年
media: VG++  sleeve: VG+  

あのY Recordからリリースされているいかにも企画モノっぽいジャケとクレジット。正体はSteve Beresford、David Toop、Lol Coxhillなどの49Americans周辺メンバーによるウルトラ脱力浜辺ライブ。裏返しのラディカルな戦略に満ちた大傑作!

#16184

ZNR

¥9,800
Recommended  RR^ seven  LP  UK  1981
media: VG++  sleeve: VG++  
ジャケ、一部色褪せ

Recommendedから1981年にリイシューされたもの。グリーンカバー。
サティから生まれた突然変異室内楽ユニットZNRのファーストアルバム。今や欧州を代表する作曲家になったジョセフ・ラカイユの美しいピアノ旋律と、イタズラ大好き男エクトル・ザズーの暴力的と言っていい程行き当たりばったりの無骨なアナログシンセとの奇跡の出会い。ジャケのイラストはあのキャプテン・ビーフハートによる描きおろし。大大名盤です!

Listen

#16104

Lindsay Cooper

¥3,800
Sync Pulse  SP 3  LP  UK盤  86年
media: NM  sleeve: VG++  
w/ lyric sleeve

Henry Cowに参加し、その後RIO周辺の重要メンバーになった女性木管楽器奏者&作曲家の86年作。クリス・カトラー御大を始め、Slapp Happyのダグマーや才女Georgie Bornなどがサポート。むしろヘンリーカウに影響を与えたという鬼のような変拍子とギリギリの調性による緊張感に包まれたハードボイルドな前衛室内楽作品です。

#14899

Peter Gordon

¥6,800
Lovely Music  LML 1031  LP  US盤  77年
media: VG++  sleeve: VG+  

アンディ・マッケイにもジョン・ゾーンにもなれなかった中途半端なアート志向が天然と相まって逆に魅力になってしまっている男、ピーター・ゴードンがLove of Life Orchestra結成前にリリースしていた素晴らしい初ソロアルバム。一番難しいと言われている「格好つけて面白くなる」に見事に成功している名盤です。

#16057

Albert Marcoeur

¥5,800
Philips  9101 210  LP  フランス盤  79年
media: VG+  sleeve: VG+  
歌詞つきオリジナルインナースリーブ

クリンペライなどのフレンチアヴァンポップ/トイポップに多大な影響を及ぼし、今なおアヴァンポップの異端かつ大御所として活動し続けるアルベール・マルクールとそのグループ。本作は前二作よりロック色が強く、また存在枚数がかなり少ないと思われる3rd. ロックと言ってもそこはマルクール流。どうやったら思いつくのかわからない高度にねじくれたアレンジと抜群の演奏力、ユーモアと哀愁と笑い。「フランスのザッパ」と呼ばれる以上の音楽がここにあります。

#15951

Etron Fou Leloublan

¥5,800
Rec Rec  08  LP  スイス盤  85年
media: VG+  sleeve: VG  

ロックの脱構築を実践したエトロンフー5枚目にしてラストアルバム。前衛的かつポップ、かつて聴いたこともないようなアンサンブルは、すでに完成の域に達し、プログレやレコメンファンも平気で置いていく痛快さ。pro. Fred Frith。

#15772

The Honeymoon Killers

¥4,800
Riskant  4002  LP  ドイツ盤  81年
media: VG++  sleeve: VG++  
ライナーノーツ付き

元々はベルギーで生まれたポストパンクバンドに、レコメンフランス支部中心人物でもある鬼才マーク・ホランダー率いるアクサクマブールや女性ボーカリストなどが合体して出来たハネムーンキラーズの大名盤2nd。フランス的なユーモアを纏ったニューウェイヴ・テクノポップと前衛ロック流儀を繋ぐ貴重なサウンドは唯一無比!ちなみにアルバムタイトルは、フランス語での「The Honeymoon Killers 」で、合体する元のバンド名でもあります。

#15806

Guigou Chenevier & Sophie Jausserand

¥5,800
Rec Rec  07  LP  スイス盤  84年
media: VG+  sleeve: VG+  

レコメンフランス代表、元エトロン・フー・ラルーブランのドラマーの傑作ソロ。これを聴けばフェルディナン・リシャールよりむしろ彼の方がエトロンの中心的存在であったと解釈することもできる。前衛かつフランス人らしいユーモアのあるドラミングやコンポージングは、レ・バッテリーやオクターヴォなどの彼の参加バンドでのプレイの集大成でもある。

#15759

Six Cylindres En V

¥8,800
AYAA  DT 1184  LP  フランス盤  84年
media: VG++  sleeve: VG++  

80年から84年まで活動した、Etron ForやAksak Maboul、Stormy Sixなどにも共通するユーモアセンスとアマチュアイズムを持った風変わりな7人編成のブラスアンサンブルバンド。今ではなかなか発掘が難しくなったAYAAレーベル(Recommended France)からのリリースです。マーチングバンドが前衛ジャズロックを人力テクノ的な演奏でカバーしているようなサウンドは、ともすればシリアスすぎるレコメン系の中では、ひときわ異彩を放っております。

#15792


24 items found    page: 1  2 
INFOMATION ABOUT HOW TO ORDER CONDITION VIEW CART