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ソフトロック応用編
Four Jacks and a Jill/Fables

Four Jacks and a Jill

Fables

RCA-VICTOR LP

(CC)68年1st。南アフリカのポップ・グループでモダン・フォーク的アコースティック編成なれどバックの男性ハーモニーの甘さも充分、リードの女の子もキュート。ゴールドブライアーズをポップにしたちゅーかね。


Les MILADYS/Monsieur Dupont

Les MILADYS

Monsieur Dupont

LP

(WOC) Canada盤。フランス・ギャルの"Jazz a gogo"のカヴァーで一躍ブレイクしたカナダの3人娘ミラディスの69年作2nd。これほどに完成されたガールポップが他にあるでしょうか!? (いや、無い。)と言いたくなる楽曲、ハーモニー、ルックスの3拍子揃ったAAA+++クラスのクオリティ。ボッサ・タッチな"Fool on the hill", "Like a lover"や。アソシエーション、ジャッキー・トレントのカヴァー収録。ムシ声もあるよ! Grand Prix, GPS-3303


Hellers/Pittsburg

Hellers

Pittsburg

KDKA radio 7'

The HellersはプロデューサーHugh Heller率いる俳優と歌手からなるグループ名。メンバーにはM*A*S*Hのヘンリー役のMcLean StevensonやJohnny Man Singersなども在籍していた。この7インチレコードは非売品の4曲入りEPでピッツバーグ市のノベルティレコード。A面はヘラーズらしいアレンジとコーラスに痺れるその名も"Pittsburg"と、カクテルラウンジ的なインスト"Theme on a Party Line"を。そしてB面にはメジャーリーグ、ピッツバーグ・パイレーツの応援歌"Let's hear it for The Pirates"の歌入りとインストを収録!!


Michele Richard/Vivre Au Soleil

Michele Richard

Vivre Au Soleil

Trance-Canada LP

(両面1曲目で微妙なソリあり、要針圧調整。イントロ部分で多少音にも影響あります) 74年。元々はイエイエやガールポップなどを歌っていたカナディアンフレンチ女性ボーカリストソロ作。本作以外にも "Mas Que Nada" を取り上げたソロ作が人気。またMutual Understanding周辺でソフロっぽいフォークデュオをやったりもしています。そして本作の白眉は、なんといってもアンリ・サルヴァドールの有名なレアサウンドトラック『L'Explosion』からの名曲 "Vivre Au Soleil" と "Doo Da Dou" のカバー!スキャットが素敵すぎます!


Anne Murray/Talk It Over In The Morning

Anne Murray

Talk It Over In The Morning

Capitol LP

カナダを代表する女性シンガー、アン・マレーの1971年作。なによりもタイトル曲のRoger nichols & Paul Williams作「Talk It Over In The Morning」がすばらしい。ソフトロックファンにはShiloh Morningの74年発売のアルバムのヴァージョンが有名ですが、アン・マレーもほとんど同じアレンジです。というか年代的にShiloh Morningが影響を受けたんですね。ともすれば、中性的に聞こえるぐらい低めの声のアン・マレーですが、それもまたソフロ的かと。※orange label。


許冠傑 (Sam Hui)/金唱片精選

許冠傑 (Sam Hui)

金唱片精選

Polydor LP

香港盤。いかすぜサム!これは70年代に発売されたサミュエル・ホイのベスト盤。当時のサミュエルは広東語で歌うオリジナルアルバムと、外国曲のカバーを中心とした英語で歌うアルバムを交互に出していたのですが、このアルバムは片面に広東語の曲、片面に英語の曲を収めたもの。聞きどこは広東語でのMr.Boo関連の主題歌、挿入歌と、英語でのサムが以前組んでいたバンド、ロータスがバックを努めた、ゾンビーズの「二人のシーズン」のカバーやBellsのStay Awhile、失われた地平線、モーニングアフターなど、カバーセンスも抜群!


Gloria Loring/And Now We Come to Distances

Gloria Loring

And Now We Come to Distances

Evolution LP

(キズはありませんが、A面後半部分的で少しちりちりします) 70年。後に歌手以外でもテレビタレントやプロデユーサーとして活躍するGloria Loringの2ndアルバム。前作ほどはじけた感じではないけれど、次作ほどしっとりもしていなくて、今、一番いい塩梅なんではないでしょうか? 時台を反映して、サイケデリックな要素も入っています。


Dove/Same

Dove

Same

Crystal Clear LP

w/ lyric sheet。76年。国際シュガーベイブ年でもある1976年にリリースされたオーストラリアのアフターソフトロックグループのDOVEのもっともレアな3rdアルバム。フォーク的なアプローチは影を潜め、2ndを発展させたようなハイセンスなAORアルバムとなっている。もちろんDoveらしいコーラスは健在。


William Fisher/Make Believe

William Fisher

Make Believe

Ovation LP

Dick Schoryの立ち上げたマイナーレーベルOvationから1972年にリリースされた淡く美しいアルバム。「ノスタルジックな40年代50年代のビッグバンドサウンドやヴォーカルグループを現代風なコンテンポラリーなロックサウンドと融合させたもの」と説明にある。これこそソフトロック。全曲William Fisherのオリジナル。隠れていた奇跡、70年代初期のソフトロック最良の1枚。


Aldemaro Romero y su Onda Nueva/El Fabuloso

Aldemaro Romero y su Onda Nueva

El Fabuloso

Onda Nueva LP

ベネズエラ盤 70年代初期。ベネズエラの奇才 Aldemaro の "ONDA NUEVA" 初期作。清涼なコーラス + ジャズコンボという編成はセルメンと比較されるが、こちらは独特で変幻自在なリズムパターンで、なんとも形容しがたいエキゾチック ソフトロックを展開。"Araguita", "El musiquito", "Tonta, gafa y boba" などなど。シタールは入ってません! (笑)


Procession/Same

Procession

Same

Smash LP

(SMSPL-L) 60年代後期。オーストラリア産ソフトロック好作。スィングルシンガーズばりの異色のスキャット曲 A4 を筆頭に Trevor Griffin と Brian Peacock を中心にした粒ぞろいの楽曲群。エゲレスで活動していたようで、マンフレッドマンの Mike Hugg がライナー書いてます。そんなこんなで、スタイリッシュなモッド感覚も漂います。


Al Baculis Singers/Same

Al Baculis Singers

Same

Birchmount LP

(DH) カナダ盤。60年代後期?ケベック州からの混声ポップコーラスグループの好作。軽妙な雰囲気で聴かせるワルツタイムの A3, アフロキューバン風味の A5, B1,3 などリコメンド。他 "The more I see you", "A Man and A Woman" など選曲。全編英語です。編曲を担当する Al Baculis はジャズ サックス&クラリネット奏者で、この時期は放送業界で作編曲家として活躍してました。


Children of Prague/Old-Time Bubble Gum Music

Children of Prague

Old-Time Bubble Gum Music

Mercury LP

(SMSPL) 70年。Rod McBrien が歌う、"The Jungle Book" や "It's a Small World"、etc の作者 Richard と Robert の Sherman 兄弟とその父 Al のソングブックアルバム、素晴らしいソフトロック良作。"Astral Projection" でも知られる Lor Crane の制作&編曲。シャーマン家はプラハからの移民ちゅーこってす。イラストは Warren Linn。


Changing Scene/Same

Changing Scene

Same

Avco Embassy LP

(TOC, SOC, サンプル画像は実物ですのでご参考に) なにを表現したいかよくわからないジャケット(アメリカ先住民の蝋人形を鑑賞するメンバー)を見ていると、こんなに爽やかなサウンドがつまってるアルバムとは思わないでしょう。しかも、けっこうレアだし。高揚感と疾走感に溢れた試聴曲の他にも、ちょっとメローなサイケサウンドやサーフバラードなど、あまりはずれの無い隠れたソフトロック名盤なのです。


Unusual We/Same

Unusual We

Same

Pulsar LP

(SMSPL) 60年代末? 詳細不明の男女コーラス ソフトロック。珍しい女性ソングライターチーム Tucker & Wakefield の "Feeling Kinda Sunday" と、Gary Zekley の "Close Your Eyes" を筆頭に、Brian Gari、Peter Matz など興味深い作家陣だ。ソフトロック?チルドレン?モーグものまで手掛ける "その他" センスな Clark Gassman が編曲。制作を務める Harold Battiste はソニー&シェールとかTV音楽とかショービズ方面の仕事もしてたからその辺の流れなのかしら?


Oak Island Treasury Department/1

Oak Island Treasury Department

1

Harmony LP

カナダ盤 72年。カナダには知られざるソフトロック的なグループが色々ありますが、このOak Island Treasury Departmentという妙な名前のグループも、Mutual UnderstandingやJohny Burt Societyなどと比べても遜色の無いグループです。彼らは2枚のアルバムを発表していますが、これは1972年発売の1stアルバム。カナダのCTL系のサウンドが好きな方にはお馴染みのJohnny Cowellがソングライティングとアレンジで参加しています。そして、カナダのソフトロック系のアルバムで良く見かけるVern Kennedyがヴォーカルディレクションで参加しています。


Billy Van Singers/Same

Billy Van Singers

Same

Polydor LP

(DH) Johnny Burt、Mutual Understanding、OAK ISLAND TREASURY DEPARTMENTのVern Kennedyら、カナダCTL系ソフロ重要人物がこぞって参加しているカナダのスーパー覆面コーラスグループ!完璧なハーモニーで大人のソフトロックを聴かせてくれます。そっち方面興味ある方はもちろん持ってなくちゃね。


Michele Richard/Vivre Au Soleil

Michele Richard

Vivre Au Soleil

Trance-Canada LP

74年。元々はイエイエやガールポップなどを歌っていたカナディアンフレンチ女性ボーカリストソロ作。本作以外にも "Mas Que Nada" を取り上げたソロ作が人気。またMutual Understanding周辺でソフロっぽいフォークデュオをやったりもしています。そして本作の白眉は、なんといってもアンリ・サルヴァドールの有名なレアサウンドトラック『L'Explosion』からの名曲 "Vivre Au Soleil" と "Doo Da Dou" のカバー!スキャットが素敵すぎます!


Travellers/Same

Travellers

Same

Kanata LP

71年。要注目のカナダのオンタリオ州カナタ市のローカル?レーベルKANATAから1970年に制作されたTravellersの唯一のアルバム。ジャケットの雰囲気とは裏腹になかなか洗練されたコーラスとサウンドを聞かせてくれます。モダン・ソフトサウンディン・フォークといったらいいのか。ある意味カナダらしいグループですよね。アコギ中心のシンプルなバッキングに流麗なストリングスが絡むというスタイルも素敵です。


Oak Island Treasury Department/2

Oak Island Treasury Department

2

Harmony Columbia LP

72年。カナダには知られざるソフトロック的なグループが色々ありますが、このOak Island Treasury Departmentという妙な名前のグループも、Mutual UnderstandingやJohny Burt Societyなどと比べても遜色の無いグループです。彼らは2枚のアルバムを発表していますが、これは1stに続けてリリースされた2ndアルバムで、1stと比べてもかなりレアなアルバムです。カナダのCTL系のサウンドが好きな方にはお馴染みのJohnny Cowellがソングライティングとアレンジで参加しています。そして、カナダのソフトロック系のアルバムで良く見かけるカナダのTom Bahlerと言った感じのVern Kennedyがヴォーカルディレクションで参加しています。


Four Kinsmen/Our Own Kind of Music

Four Kinsmen

Our Own Kind of Music

His Master's Voice LP

72年。オーストラリアのコーラスグループFour Kinsmenのジャケ的にはもっともソフロっぽいアルバム。Four Kinsmenは60年代から現在でもステージで活躍するグループで、寸劇的なコメディからアクション、コーラスまでこなす、無敵のエンターテイメントグループなのです。もちろん、オーストラリアのみのリリースです。


Johnny Burt/A Christmas Wish

Johnny Burt

A Christmas Wish

Pickwick LP

(CO) 70年代。メリークリスマス!今年のクリスマスには何聞くの?なんてちょっと早かったかな?(これを書いてるのは2月中旬です)クリスマス時期にしか市場に現れない隠れた名盤を、1年中お届けします。さて、このサンタさんのロウソクが可愛らしいクリスマスアルバムですが、これはカナディアン・ソフトロックファンには避けて通れないアルバムです。これはカナダのソフトロックの中でもレアさと内容でピカイチと言われるJonny Burt Society(Mutual UnderstandingとHagood Hardy & the Montageのメンバーが参加してるのです)の2ndとも言えるアルバムなのです。カナダソフロ界の隠れた重要人物というかカナダのTom BahlerかもしれないVern Kennedyによるコーラスアレンジも、Johnny Burtによるソフロ感満点のアレンジも素晴らしいです。 そして、クリスマスアルバムにしてはオリジナル曲が多いのもいいですね。


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