←shopはこちら Manuaal of Errors SONOTA
スキャットという発明
Nutty Squirrels/Bird Watching (MONO)

Nutty Squirrels

Bird Watching (MONO)

Columbia LP

(SMSPL-L) 60年 2nd。おっさん二人がムシ声によりリスに成りすまし、スキャットしまくるキュートなノベルティーアルバム。ジャズミュージシャン Don Elliott と、CM などの職業作曲家 Sascha Burland による、そのアプローチはチップマンクスの二番煎じなのだけど、ジャズ ベースのそのスタイルは洗練度で本家を凌ぐ! アダルト版?チップマンクス。とりあえずA1,3,4, B2,6など試してちょ。このリス キャラは、この年にアニメ化もされてるようです。


Ron Eschete/Spirit's Samba

Ron Eschete

Spirit's Samba

JAS LP

(SOC) 数々の教則本で知られる西海岸のジャズギター大御所が77年にリリースしていた2ギターのジャズカルテットによるアルバム。A1のタイトルチューンは、洗練されたギターとCarol Eschete(奥さん?娘さん?お母さん?)によるダバダバ女性スキャットがユニゾンする高速ジャズサンバ!テクニカルで緊張感溢れる演奏を聴いた後は、ラストB3に収録されたStevie Wonderの名曲 "Isn't She Lovely"のユルカバーでリラックス!


Janko Nilovic, Dave Sucky/Vocal' Impressions

Janko Nilovic, Dave Sucky

Vocal' Impressions

MP2000 LP

Janko Nilovicのライブラリ作品の中ではいまや「Soul Impressions」を超す人気盤。タイトル通り全曲スキャット入り。様々なタイプの曲が収録されてますが、LosfeldもアレしたA6 "ATCHIKA BOUM"をはじめ、グルーヴィーでラウンジボサなオケに男女スキャットがかけあうシャレたナンバーたちが最高にかっちょいいです!


Guy Pedersen, Guy Boyer/Images

Guy Pedersen, Guy Boyer

Images

MP2000 LP

フレンチジャズの鬼才ベースプレイヤー、ルグランのピアノトリオやシヴーカのアルバムなどにも参加するPedersenが、同じくフランスのヴィブラフォンプレイヤーにして後年はムーグものにも手を出すGuy Boyerと共に制作した強力すぎるライブラリ作品!このメンツで良くないはずはなく、明らかにライブラリの域を遥かに超えたクオリティ。シャレのきいたスキャット、転がるエレピ、曲のアイデアが湧き出すぎて困っております!


OST (Henri Crolla, Andre Hodeir, Hubert Rostaing)/Une Parisienne

OST (Henri Crolla, Andre Hodeir, Hubert Rostaing)

Une Parisienne

Vega 7'

57年。Brigitte Bardot主演「殿方ご免遊ばせ」サントラ4曲入りコンパクト盤。ミシェル・ルグランの姉クリスチャン・ルグランのバップスキャットがアップテンポなジャズの上で奔放に踊る "Paris B.B." "Duo Du Balcon" の2曲が最高!


Michael Gonet (Vo.MICHELINE RAMETTE)/Eve For Ever

Michael Gonet (Vo.MICHELINE RAMETTE)

Eve For Ever

MONDIOPHONE LP

(SMSPL) Michel Gonetのスキャットライブラリ作品と言えば「Pell Mell」が知られていますが、こっちも似たようなコンセプトで作られた女性スキャットものです。スゥイングルばりのダバダバからエフェクティヴな嬌声まで、全編スキャットだらけの人気盤!


Aura Urziceanu/Over the Rainbow

Aura Urziceanu

Over the Rainbow

Electrecord LP

77年。ルーマニアの女性ジャズシンガーが移住先のカナダで録音した2枚組LP。高速ジャズボッサナンバー "A Time for Love" "Lonely Lie" "Danny" や "As Time Goes By"のカバーなど、多くの曲でボサやブラジリアンフィールを取り入れ、その上に変幻自在のコケティッシュなボーカルとスキャットが飛び回るという素晴らしい内容。同時期にカナダに住んでいたマリオ・カストロ・ネヴィスやソフトロックグループInner Dialogのジーン・ディ・ノヴィによる曲提供もあり、聴きごたえ十分の大傑作に仕上がってます。盤質良好!


Stan Butcher (Birds and Brass)/His Birds & Brass in Disneyland

Stan Butcher (Birds and Brass)

His Birds & Brass in Disneyland

CBS LP

Barabara Mooreが在籍したことで知られるBirds and Brassのリーダー、Stan Burcherがなぜかディズニーを取り上げて制作した、あまり知られていない67年のアルバム。"chim chim cherry" "Siamese Cats Song"など。Barbara Mooreのクレジットはどこにも入っていないが、大半の楽曲に女性スキャットが入っているので、おそらくバーバラも参加していると思われる。


Novi Singers/Torpedo

Novi Singers

Torpedo

Muza LP

(WOC) Noviの最高傑作と言われる2nd(ポーランド国内)アルバム。高速ジャズスキャットからフロア対応グルーヴィーチューンまで、文句なしの名作!


Luc & Lise Cousineau/Laisse Un Temps A L'amour

Luc & Lise Cousineau

Laisse Un Temps A L'amour

Polydor LP

(DH) カナダ盤。ケベックで作曲家として映画や広告などの分野で活動するSSW&マルチプレーヤーLucと、その妻Lisaによるユニット。B2のミステリアスなスキャット入りボサ "Quebec Nucleaire" がスバラ!ちなみにLucはレアサントラ「初体験」で知られるFrancois Cousineauの兄弟です。


Novi Singers/Pay Tribute

Novi Singers

Pay Tribute

Muza LP

78年。ポーランド最高のコーラスグループのラストアルバム。J.WebbやBeatlesなど全曲がポップスカバー。時期的にフュージョンの影響を強く受けたアレンジや音色が特徴的です。大胆なアレンジで紡がれるA.C.Jobinの"Wave" "One Note Samba" は、共産圏に置いておくのが勿体ないテラあか抜けたセンス!ポーランドに多い同タイプのグループの追随を許さない圧倒的な貫禄です。


Migiani Grand Orchestre/Bravo Aznavour

Migiani Grand Orchestre

Bravo Aznavour

RCA Victor LP

(ジャケエッジ部に多少傷みあり) 63年。 フレンチイージーリスニングの裏番ミジアーニ楽団。ジルベール・ベコーの作品を取り上げた飛行場ジャケの名作「Bravo Becaud」の前年に制作された、こちらは国民的シャンソン歌手Charles Aznavourのカバー作品集。なんとアズナヴール自身が選曲しております。パリの香りたっぷりのオールドタイミーなビッグバンドジャズに、女性スキャットが散りばめられた華やかな内容です。


Ludek Hulan/Mila Spolecnost

Ludek Hulan

Mila Spolecnost

Supraphon LP

78年。チェコスロバキアを代表するベース奏者、「夜ジャズ」にも収録されたHulanのリーダーライブアルバム。東のBrabara Mooreとも評されるチェコの女性ボーカリストJana Koubkovaのセクシーなスキャットをフィーチャーした"Mala Karin" や "One Note Samba " のカヴァーが白眉。クールな自作曲やファンキーなNat Anderleyのナンバーなども収録。


Birds and Brass/Golden Hour of

Birds and Brass

Golden Hour of

Golden Hour LP

76年。スキャットの女王Barbara Mooreが在籍したイギリスのジャズブラスバンド名作。リーダーはアレンジャーのStan Butcher。ジャズをベースにしつつ、ボサや中南米の明るいリズムを中心とした、ライブラリテイスト満載の短い楽曲が24曲。もちろん全編にわたってBarbaraのテラ美しいスキャットがフィーチャーされていて、どちらかというと朴訥でのんびりしたサウンドとの対比が面白いです。


Ennio Morricone/L'orchestra, La Voce

Ennio Morricone

L'orchestra, La Voce

Kebec-disc LP

カナダ盤。77年? モリコーネが、全編に Edda Dell'Orso のスキャットをフィーチャーして自身の映画音楽をリアレンジしたアルバム。ちょっとニューロティックで夢遊的な Dell'Orso の歌声が独特の異次元感を演出するドリーミーレコード。軽快&美メロな A3,5, B3 や、音響効果を意識したプログレッシブなアレンジも冴える B1,2,5 などリコメンド。


Les Miladys/Same

Les Miladys

Same

DSP LP

カナダ盤。68年? 1st。カナダはケベック州のイエイエガールグループ。姉妹の Helene、Andree とその友人 Denise の3人組ミラディス。フランス・ギャルの "Jazz a gogo" をピアノのみのバッキングでスキャット。他にナンシーシナトラ "シュガータウンは恋の町"(A1)、S&G "59番街橋の歌 (feelin' groovy)"(A3) などをキュートにカバー。ジャケのポーズが謎。


Aleksander Mazur Quartet & Novi Singers/Bacharach

Aleksander Mazur Quartet & Novi Singers

Bacharach

Muza LP

人気のポーランド男女混成コーラスグループNovi SIngersが、これが初レコーディングとなるジャズ・カルテット「アレクサンダー・マズ・カルテット」と共演した全編バート・バカラックのカバー集。"Look of Love" や "Are You There?" "Close to You"といった言わずもがなの名曲を始め、A3ではBacharach Medleyとしてこれでもかと料理していきます。絶妙なスキャットやハミングと、カルテットの手堅い演奏がマッチした好盤!


Library (Michel Gonet,Roger Roger,A.Dauchy)/Pell Mell (Varied Themes)

Library (Michel Gonet,Roger Roger,A.Dauchy)

Pell Mell (Varied Themes)

Crea Sound LP

仏CreaSoundリリースのライブラリもの。Michael Gonetがアコースティックボサ+女性スキャットに挑戦し、Roger Rogerがピアノとリズムマシンでストレンジな世界を創出。Creaの中では格段にオサレな仕上がりになっており、各方面に人気の一枚です。


Nutty Squirrels/Salt Peanuts / Ding Dong / Zowee / Uh-Huh

Nutty Squirrels

Salt Peanuts / Ding Dong / Zowee / Uh-Huh

Hanover 7'

1958年のチップマンクスの大ヒットを受けて、この時代は大量のムシ声ノベルティーが登場しました。そんな中で唯一チップマンクスに迫る(いや超える?)素晴らしいレコードを作り出したのがSascha BurlandとDon ElliottによるNutty Squirrels。ジャジーな演奏をバックにスキャットしまくるリスがホントにスンバラシイ!!! これは1stアルバムからの4曲を収録したEPです。貴重なピクチャースリーブ付き!(岡田)


OST (Francis Lai)/Un Homme et Une Femme

OST (Francis Lai)

Un Homme et Une Femme

AZ / Vogue LP

(SMSPL) カナダ盤。66年 "男と女"。ダーバーダーダバダバダーダバダバダーダーバーダーdバダバダーダバダバダーダーバーダーダバダバダーダバダバダーダーバーダーバーとニコラ・クロワジル歌うタイトル曲がもいいけど、A2のピエール・バルーの歌うサンバ・サラヴァなんかも素敵!


←shopはこちら